1995年「光の中に」
縦に長くしたかったので、3枚はぎになった。
掛け軸の職人さんは実に上手くつなぐものだ。
200cm×70cmは真近に見るとかなり大きい。
床の間でも天地が足りない。
掛けるところを考えずに作ってしまった。
が、しかしそれで良かったと思っている。
本当はもっと長くしたかった位だ。
人は何故か上へ上へと目指す。
下へ下へと目指す人あまりいないだろう。
人間の本能なのだろう。
人は時に落ち込み自棄になり、自分の命まで
奪おうとする。しかし、生命の本能は光の中へ・・・・
ではないだろうか。
そこに人への信頼が生まれ応援生まれる気がする。
たとえ一時下へ下へであっても、それは一時、きっと
光を目指すに違いない。
子供が成長して巣立つまで、
本当に色々なことがあるが
それを信じている。
そこに信頼も生まれる気がする・・・・・・・
1995年「光の中へ」
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